コンセプト

出張撮影カメラマン 西浦和彦

1983年、三重県生まれ。
2024年、京都芸術大学 通信教育部 美術科写真コースを卒業。
卒業制作作品『いのちは赤色、あの海は青色』で同窓会特別賞を受賞。
同年4月、KYOTOGRAPHIE International Portfolio Review 2024にてFUJIFILM AWARDを受賞。
三重県津市を中心に出張撮影のカメラマンとして活動中。


【家族写真の記録としての魅力】

家族写真を撮るとき、私はその瞬間の「ありのまま」を大切にしています。
目の前に広がる家族の笑顔や、子どもたちの無邪気な遊び、おじいちゃんやおばあちゃんの温かい眼差し。それらをそのまま写真に収めることが、私にとって一番大切なことです。
家族の温かなひとときを、そのまま記録として残すことで、後から見返した時に心から懐かしく、そして深く感じる写真が生まれるからです。

“記録”としての家族写真、なぜ大切か?

「美しい瞬間」や「完璧な構図」を追い求めるのではなく、家族一人ひとりの自然な表情や仕草、その時の背景までも大切にしています。
例えば、子どもが遊んでいる背後で、優しく見守るおじいちゃんやおばあちゃんの姿。そんな瞬間を切り取ることで、後から振り返った時に「あの時、みんなこうして過ごしていたんだな」と、心に残る思い出を感じてもらえると思います。
それが、家族の温かさや絆が色あせることなく、ずっと残り続ける理由だと私は考えています。

まるで昔、フィルムで撮影されていた時代の家族写真のように

私が目指しているのは、まるで昔、フィルムで撮影されていた時代の家族写真のように、家族一人ひとりがどんなふうに過ごしていたのか、背景に何があったのか、その場の空気感を感じられる写真です。
完璧な構図ではなく、その時その時の自然な瞬間を大切にし、家族の歴史が詰まった写真を残したいと思っています。フィルム写真が持つ温かみや、時が経っても色あせない記録の魅力を意識して撮影しています。

「記録写真」を撮ることで、何年後もあたたかい気持ちを思い出せる

家族のアルバムを開いたとき、その写真がただの「写真」ではなく、その時の空気や温もりを感じさせてくれるものになってほしい。
「特別なことをしていない日常」の中にこそ、家族の絆や愛情がぎゅっと詰まっています。
私が撮る写真は、ただの「記録」ではなく、家族の物語を伝える大切な一枚です。それが、何年後も心温まる気持ちを呼び起こす瞬間となることを願っています。

PAGE TOP