ライカと小津安二郎と木村伊兵衛

ライカと小津安二郎と木村伊兵衛

3月 15, 2022
写真家の話

プライベートのカメラはライカM10を使っている。
ライカというととてつもなく高いカメラというイメージだが、確かにそこそこのお値段はする。
しかし中古だったらNIKON最新機種であるZ9よりも安いので、

先日のこと、ライカを首から下げてぶらぶらと撮影をしていたら、向かいからやってきたライカを持った青年にペコっと頭を下げられた。これはきっと最近変えた髪型のせいではなく、ライカというある種の仲間意識が高まるカメラを首からぶら下げていたからだろう。

かの有名な映画監督小津安二郎は、映画人として名前を馳せていたので、徴兵されてからも戦地にライカを持っていくことを許されていたらしい。

そして上海に取材に訪れた木村伊兵衛は、首からライカをぶら下げた兵隊がいたので小津安二郎だと分かって声をかけて撮影させてもらったそうだ。戦地にライカを持っていく小津安二郎恐るべし。そして、それを目印に小津安二郎と見抜く木村伊兵衛の勘の良さも素晴らしすぎる。

とりわけ僕は頭を下げられただけで声はかけられなかったので、まだまだライカ使いとしては玄人には遠く及ばないようだ。

※一応申し訳程度にライカで撮影した作例を添付しておきます。